今回はバギー海賊団の所有船、「ビッグトップ号」の名前の由来である「ビッグトップ」とは何かについて解説します!
クロスギルドの所有船となった「ビッグトップブラスター号」の名前の由来とも通ずるので、気になっていた方はこのままご覧下さい!
ワンピースにおけるビッグトップ
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(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 2巻』より引用
所有者 | バギー海賊団 |
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船長 | 道化のバギー |
初登場 | 2巻 |
ビッグトップ号は象を模した船首とメインマスト下にある大きなテントが特徴的なバギー海賊団の海賊船です。象の鼻にはバギー海賊団の代名詞でもある大砲が装備されていますが、この大砲は使用できるんでしょうかね?なかなか球をこめるのが難しそうですが動いてるところが見てみたかったです
オレンジの町で登場後も、エースと宴会したときやカバジらがバギー奪還のためにインペルダウンに近づいた時など、ちょこちょこ登場しています。
クロスギルドのなったタイミングで、所有船は船首がバギーになったビッグトップブラスター号に変化しました。この船が海をクロコダイルやミホークを乗せながら航海している姿をみれるのが楽しみです!
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(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 107巻』より引用
現実でのビッグトップ
サーカスと聞くと大きな円形のテントを思い浮かべる人も多いでしょう。そのテントこそが「ビッグトップ(Big Top)」と呼ばれるものです。つまりマスト下の大型テントこそ、ビッグトップ号がビッグトップ号たる所以ですね。移動型サーカスの発展とともに誕生し、世界中の観客を魅了してきたビッグトップの歴史や特徴について解説いまします。
ビッグトップとは?
「ビッグトップ(Big Top)」とは、サーカスの移動式テントのことを指す一般的な名称です。これは19世紀後半から20世紀初頭にかけて移動型サーカスが発展する中で定着しました。特にアメリカの大手サーカス団「リングリング・ブラザーズ」や「バーナム&ベイリー・サーカス」が使用したことで、広く知られるようになります。
ビッグトップは単なるテントではなく、サーカスの象徴でもあります。この巨大なテントの中で、空中ブランコ、動物ショー、曲芸師のパフォーマンスが繰り広げられ、観客に夢と感動を届けてきました。
ビッグトップの起源と歴史
19世紀のサーカスとビッグトップの誕生
サーカスの起源は18世紀のヨーロッパに遡りますが、当時は屋内での公演が主流でした。移動型サーカスが登場したのは19世紀半ばで、アメリカのサーカス興行師であるジョシュア・パーディ・ブラウン(Joshua Purdy Brown)が、木造建築の代わりにキャンバス製のテントを採用しました。これこそがビッグトップの始まりとされています。これにより巡業先での設営が容易な「ビッグトップ」という形式が生まれました。
特にアメリカではP.T.バーナムとジェームズ・A・ベイリーによる「バーナム&ベイリー・サーカス」が、巨大なテントを使用して巡業する方式を確立しました。この方式はその後、世界中のサーカスに広まります
20世紀:ビッグトップの黄金時代
20世紀初頭には、ビッグトップを使用するサーカスが世界中で人気を博しました。アメリカでは「リングリング・ブラザーズ&バーナム&ベイリー・サーカス」が、特別列車を使って都市間を移動し、巨大なビッグトップを設営して大規模な公演を行いました。
またヨーロッパでもビッグトップは普及し、ドイツの「クローン・サーカス」やフランスの「ブゲール・サーカス」などがテントを活用した巡業を行いました。
21世紀:ビッグトップの進化
現代ではシルク・ドゥ・ソレイユのような新世代サーカスも「ビッグトップ」と呼ばれる大型テントを使用しています。ただし従来のものとは異なり、より洗練されたデザインや最新の技術が取り入れられています。例えば、シルク・ドゥ・ソレイユの「グラン・シャピトー(Grand Chapiteau)」 は、従来のビッグトップの概念を進化させたものです。
ビッグトップの特徴
1.円形のデザイン
ビッグトップは基本的に円形または楕円形で、どの席からもショーが見やすいように設計されています。これはサーカスの公演が360度のステージで行われるためです。
2.移動が可能
移動型サーカスに適した設計になっており、短時間で組み立て・解体が可能です。これはサーカスが短期間で次の都市へ移動する必要があるためです。
3.テント内の特別な構造
ビッグトップの内部には、空中ブランコや照明設備、音響設備が組み込まれています。特に空中ブランコを支えるための高い支柱は、ビッグトップの象徴的な構造のひとつです。
まとめ
ビッグトップは単なるテントではなく、サーカスの歴史や文化を象徴する重要な存在です。19世紀の移動型サーカスの発展とともに誕生し、20世紀には黄金時代を迎えました。現代でも、シルク・ドゥ・ソレイユのような団体がビッグトップを活用し、新たな形のサーカスを生み出しています。
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