今回はムートンショットに組み込まれているサンジの技、「背肉(コートレット)」の技名の由来について解説します!
羊肉(ついでに仔牛肉)におけるコートレットに位置が気になっていた方はこのままご覧ください
サンジの技 背肉(コートレット)
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(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 10巻』より引用
| 技使用者 | サンジ |
|---|---|
| 初登場 | 10巻(クロオビ戦) |
| 使用箇所 | vs.クロオビ vs.Mr.2 |
初使用はクロオビ戦。使用回数は2回で、どちらもムートンショットでのコンボでの使用です
背面を狙う技で条件が限られているからなのか、そこそこ出番のある腹肉(フランシェ)とは登場回数に差がありますね…
フランス料理用語 コートレット
コートレット(côtelette)とは?

サンジの技の名前は精肉用語の部位名で表現されることが多いのですが、コートレット(côtelette)は厳密にいうと部位名ではありません。
「コート(côte)」というアバラ肉の部位を、骨付きの一切れ肉にスライスしたものを「コートレット」と呼びます。フランス料理では、1人前サイズの骨付きチョップのことを意味し、焼いたり揚げたりして提供されることが多いです。日本でいう「ラムチョップ」「ポークカツレツ」のような料理がこの部位に該当しています。
よくコートレットにされているのは仔牛、子羊、豚など。成牛のcôteは大きく分厚いため、ステーキやロースト用に厚切りのまま使うので、コートレットという呼び名はほぼ使いません。
コートレット(コート)の場所
羊(agneau/mouton)

羊肉のコートの内、以下の部位はコートレットとして提供されることのある部位です
- côte découverte(コート・デクーヴェルト)
- côte seconde(コート・スゴンド)
- côte première(コート・プルミエール)
- côte filet(コート・フィレ)
羊肉の部位には「côte découverte」と「côte seconde et côte première」の下に、「haut de côte(オー・ド・コート)」というコートの部位があるのですが、こちらは通常コートレットにしない部位なので、上の図には載せていません
仔牛(veau)

羊肉と同じく、仔牛も以下の部位がコートレットとして提供されています
- côte découverte(コート・デクーヴェルト)
- côte seconde(コート・スゴンド)
- côte première(コート・プルミエール)
- côte filet(コート・フィレ)
別途記事を書く予定ですが、仔牛のバース・コートはcôte découverte(コート・デクーヴェルト)に含まれています
「カツレツ」の語源
日本料理であるカツレツという言葉のルーツはコートレットにあります。語源の流れをざっくり説明すると以下のようになります
①フランス語:côtelette(コートレット)
→「côte(肋骨・あばら)」+縮小辞「-lette」=「小さなあばら肉」=骨付き肉の一切れ(特にラムや豚)
②英語:cutlet(カトレット)
→フランス語のcôteletteが英語風に変化
③日本語:カツレツ(明治時代)
→英語の「cutlet」からの音訳
こうしてコートレットという部位名が、日本ではパン粉をつけて揚げた料理へと変化していきました。
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