【三・千・世・界】仏の宇宙スケール!ゾロの技、三千世界の名前の由来と意味を解説!

仏教用語に関連する技名を多く持つゾロ。その中でも今回は三刀流奥義「三・千・世・界」の技名の由来について解説します!

三千世界という言葉の持つ意味を知りたい方はこのままご覧下さい

ワンピースに登場した三千世界

三・千・世・界

(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 78巻』より引用

技使用者 ロロノア・ゾロ
初登場 6巻(ミホーク戦)
使用箇所 vs.ミホーク
vs.オーズ
vs.ピーカ

初披露は世界最強の剣士ミホーク戦。この戦いでこの技が破られて以降、しばらくはグランドバトルやジャンプアルティメットスターズなどのゲームにおける最大必殺技としての披露しかありませんでしたが、オーズ戦でこの技が復活!

その後ドレスローザ戦ではピーカに対する決め技としてこの技が使用されました。

仏教用語 三千世界

三千世界

三千世界って“3000個の世界”ってこと?

三千世界と聞くと、直感で3000個の世界と思ってしまいますが、この認識は正しくありません

実は仏教用語でいう「三千世界」は、“三種類の千”を掛け合わせて生まれるスケールのことなんです

三千世界の構成

● 小千世界(しょうせんせかい)

まず仏教での1つの“世界”とは、「須弥山(しゅみせん)」という聖なる山を中心とし、その周囲にある九山八海(くせんはっかい)によって構成されるひとつの小宇宙のようなものを指します

この世界が1000個集まると「一小千世界」になります

● 中千世界(ちゅうせんせかい)

この一小千世界がさらに1000個集まると、「一中千世界」になります(=100万個の小宇宙)

● 大千世界(だいせんせかい)

同じように一中千世界が1000個集まると、一大千世界。つまりは10億個の小世界です

1000 × 1000 × 1000
これがいわゆる「三千世界」という宇宙スケールの集合体です

一つの世界の構造:九山八海と須弥山

須弥山:中心にそびえる巨大な聖山。仏教宇宙の中軸で、天界も人界も地獄界もこの山の周囲にある

九山八海:須弥山を中心に交互に配置された9つの山(須弥山含む)と8つの海。世界は一番外側の山(鉄囲山)に囲まれて存在している

四大州:九山八海のうち第8の海である鹹水海に浮かぶ4つの島。須弥山を中心に東西南北に配置されており、南に配置されている南贍部洲(なんせんぶしゅう)に人間界があるとされています。

この理論だと、私たちがいるこの世界も小世界の1パーツということになります

三千世界は仏の教化のスケールを示す

仏教では、仏はただ1つの世界を導くのではなく、三千世界に広がるあらゆる存在を教えで導くとされているそうです。

1人の仏の教えが届く教化領域。これが三千世界です

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