このページでは新魚人海賊団幹部のダルマのモデルである「ダルマザメ」という魚がどんな魚なのかについて紹介致していきます
ダルマのモデルや元ネタが気になる方はこのままご覧ください
ダルマザメの力を持つ人物
新魚人海賊団幹部 ダルマ
(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 62巻』より引用
人物名 | ダルマ |
---|---|
初登場 | 62巻 |
好物 | 巨魚の骨 |
技 | クッキーカッター ダルマ落とし 火ダルマカッター |
新魚人海賊団幹部でダルマザメの魚人のダルマさん
身長は122cmと魚人族の中ではかなりの小型です
小型故に若そうに見えますが年齢は30歳
ヒョウゾウを除く、新魚人海賊団幹部メンバーは全員同い年で子供のころからの付き合いです
オトヒメ王妃の写真踏み絵を行った際には、魚人島北東にあるおかし工場の町の制圧を担当していました
その際にお菓子工場を破壊しており、それが麦わらの一味とビッグマム海賊団の衝突に繋がっていきます
(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 64巻』より引用
麦わらの一味が登場しなかったとしても、ビッグマムにケンカを売った時点で新魚人海賊団メンバーの未来は暗いものしかなかったでしょうね…
戦闘面では石を簡単に嚙み砕くダルマザメ由来の強靭な歯とアゴがダルマの売りです
また歯を使い地中を掘り進むことが得意で、ウソップにはモグラザメと呼ばれるほど
サメでありながら地中戦には絶対の自信を持っています
(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 65巻』より引用
ギョンコルド広場での対戦相手はウソップでしたが、一度もダメージを与えることなく敗れ去りました
現実世界におけるダルマザメ
ダルマザメの特徴
分類 | ツノザメ目ヨロイザメ科ダルマザメ属 |
---|---|
漢字 | 達磨鮫 |
学名 | Isistius brasiliensis |
英名 | Cookie-cutter shark |
ダルマザメとは深海に生息する小型のサメで、目にする機会の少ない珍しい魚です
体長は30~50cmほど
基本の体色は体色は茶色で、腹のみ白色をしています
長い紡錘形の体形をしており、その姿が葉巻に似ていたことから昔は「cigar shark」と呼ばれていました
ダルマザメは世界中の温暖な海域、特に島の近くに生息しており、毎日3kmの距離を垂直移動しています
また常に深海で生活しているわけではなく、獲物を求めて夕暮れ時に海面に近づき、夜明けとともに降下する習性があります
基本的なエサはイカなどですが、クジラ・イルカ・マグロなど自身よりも大型の魚を積極的に狙う小型ながらに獰猛なサメです
技名 クッキーカッターの由来
(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 64巻』より引用
ダルマザメは英語で「cigar shark」と呼ばれることもありますが、基本的には『Cookie-cutter-shark(クッキーカッター シャーク)』と呼ばれています
つまりダルマの技の一つである「クッキーカッター」とは、ダルマザメの英名から来ているのです
名前の由来
The cookie-cutter shark is a parasitic shark which attaches itself to larger fish, like the dolphin pictured. This shark is able to inflict severe damage to skin and tissue resulting in a "melon-baller" type of wound. It is often called the "cookie monster of the sea." pic.twitter.com/MVzHJw3XaD
— Milky Way Astronomers (@MAstronomers) June 16, 2021
ダルマザメが「クッキーカッターシャーク」と呼ばれているのには、その特徴的な捕食の仕方に由来があります
まっすぐ鋭利な上顎の歯と、ギザギザでノコギリのような下顎の歯の2種類を持つこのサメは、吸盤のような口で獲物にくっつき、体を回転させ対象の肉をえぐり取って捕食をします
その時にできるクレーター跡が、クッキーカッターで切り取ったような形に見えたため、クッキーカッターシャークと呼ばれるようになりました
水揚げされた魚についているクレーターのような食害痕が、ダルマザメによるものだと解明されたのは1971年で、この傷が何なのかについては様々な説が提唱されていたそうです
カウンターイルミネーション
ダルマザメの体色は茶色ですが腹部のみ白色をしており、この部分には発光機能があります
海底にいる生物から見えづらくするため、腹部を淡く発光させることで海上から届く自然の光に擬態し、自身の影を消すことを目的とした発光です
深海の魚には頭上の魚の影を敏感に捉える個体も多く、そういった生物から身を守るために迷彩となっています
発光機能を持った深海魚は多く、その中でも自衛のために魚影を消すことを目的とした発光をカウンターイルミネーションと呼びます