このページでは、ウソップが使う技「緑星 サルガッソ」の「サルガッソ」の元ネタとどんな植物なのか軽く紹介致していきます
ワンピースにおけるサルガッソ
(C)尾田栄一郎/集英社 『ONE PIECE 62巻』より引用
技使用者 | ウソップ |
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初登場 | 62巻(土石流回避) |
内容 | 大量の海藻を生やす |
「緑星 サルガッソ」は2年後のウソップが使った緑星シリーズの一つです
海底火山の噴火によって発生した土石流の足止めに使われました
活躍は一回のみですがクラーケンサイズの海藻を突然発生させられる凄い技です
現実世界におけるサルガッソ
サルガッサムの特徴
分類 | ヒバマタ目・ホンダワラ科・ホンダワラ属 |
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和名 | ホンダワラ |
学名 | Sargassum |
漢字 | 馬尾藻、神馬藻 |
ホンダワラ属の学名をサルガッサムと呼び、その種類は300種以上にもなります
上記画像の海藻もそのうちの一種で、学名は「Sargassum fulvellum」です
「魔の海」伝説 サルガッソ海
メキシコ湾流・北大西洋海流・カナリア海流・大西洋赤道海流、この4つの海流の囲まれた海域をサルガッソ海と呼びます
ワンピースで出てきた「魔の三角地帯(フロリアントライアングル)」のモデルとなったバミューダトライアングルもサルガッソ海に含まれているそうです
この海域は浮遊藻が多く凪の多い海域で、風が吹かず帆船が動かなかったり、海藻が絡みついてオールなどが動かしづらかったりと、船を動かすのが難しい海域と言われています
サルガッソ海のサルガッスム
サルガッソ海は海底に着生することなく浮いたまま繁殖する浮遊藻が有名です
「Sargassum natans」および「Sargassum fluitans」と呼ばれる2種のサルガッソが外洋を漂っており、時には長さ100キロ以上にもなる巨大な海藻群になります
このサルガッソ内で生物たちは独自の生態系を確立しているようですが、サルガッソが繁殖しすぎると、体に絡まり移動ができなくなったり呼吸困難になったりと、悪影響もあります
また大きすぎると日光を遮断してしまうため、海底のサンゴたちの生態系が崩れたり、腐敗した時のニオイがきつかったりと問題も抱えています